ドリフェス!と私 FINALSTAGE4日間の記録

  • はじめに

これは、私による私のための、地獄に堕ちても忘れたくない4日間の記録です。
感想でも考察でもありません。ただただ、起こった出来事とその時の感情を書き連ねただけのものです。
人に見せる為に書いていないので、諸々前提も書いていないし、私だけがわかればいい、そういう文です。間違って開いてしまった方はそっと閉じる事を勧めます。




18日/前日

元々19日の午後半休は取ってあったが、悩んだ末に19日と22日の全休申請を出す。だって22日はまともに仕事ができるかどころか人としての形を保っているかもわからない。仕事は程々に忙しいので、上司には「こいつ本気か…?!」の顔をされるがこっちは死活問題。気づかないふりをした。できるだけ仕事を進めて休みに備える。今思えばとても良い判断をしたと思う。よくやった私。図太さ大事。


19日/1日目

ユメノコドウツアーのBDを見る。ツアー楽しかったな。
ファーストライブから1年も経たないうちに始まったファーストツアーは、歌もダンスも全てが段違いにレベルアップしてて、初日の東京で度肝を抜かれたんだった。ディアドリは1コンテンツ内のアイドルという枠を超えて、パフォーマンスで魅せるアーティストになったと思ったんだよなぁ。
セカンドツアーも見たかった、と心がズキンとするけれど、画面の中のみんなはあの日のままキラキラ輝いていた。ツアーが終わってから約8ヶ月。明日はどんなステージを見せてくれるんだろう。ファイナルの寂しさとステージへの期待が混ざった何色なのかよくわからない気持ち。でも、当日私がどんな気持ちになろうとも、終演後に泣き崩れて立ち上がれなくなったとしても、笑顔で彼らを送り出す事だけは決めていた。プレフラの輝きに目を奪われてから、ここまで一緒に走らせてくれた感謝を込めて。

ここからラストスパート!という壮馬のMCで再生を止める。家を出る時間だ。続きはまた、武道館の後で。

2ndアルバムを聴きながら、事前物販のため武道館へ。整列開始時刻の10分前に着く。平日の昼間なのに既に沢山の人が待っていて驚いた。指定された場所で待ち、スタッフの指示に従って待機列を形成する。押したり走ったり別場所で待機する人もいなくて、とても穏やかに列が形成されていく。

それから物販が始まるまで4時間。大半の時間を景色を見て過ごした。次から次へ運ばれてくる色とりどりのスタンドフラワーはどれも凝っていて、愛に溢れていた。この花たちも彼らへのエール、つまりドリカなんだなぁと思うと暖かい気持ちになった。ざわざわとした空気は学園祭の前のよう。ライブへの期待がじわじわと高まっていった。

物販前のパネルが立った頃、我慢できずに見に行った。「武道館みんなで一緒にサイコー超えよう!!!!!!!」の文字と、14人のサインが書いてあった。涙が滲んだ。そうだね、最高を超えよう。

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そして明らかになった、ヴァンパイアロード、クールプリースト、フレッシュペイント、ローズシャイニーの3次元実装。穏やかだった物販列が一気に湧いた。2次元の彼らが纏っていた衣装。2次元の彼らを必ず連れて武道館へ行くと言っていた3次元の彼らを思い出した。

無事物販を終えたがここで問題発生。ブロマイドが、混ざってない。30セット弱買って4種しかない…どういうこと… 物販を前日に終わらせ、ブロマイドの交換は後日ゆっくり探そうとしていたのに…これは現地で探さないと交換しきれない… 思惑が外れ、2日間交換に奔走することになる。

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惨事…


20日/2日目

急いで諸々を終わらせ、同行者を伴って武道館へ向かう。2daysの同行者は子供たち2人。アニメ履修済みアプリ履修済みファスライもツアーもファンミも体験済み。一人はドリフェス!の音楽が好きで、もう一人は純哉トミーの女。交換で手にいれたトミーのブロマイドがどんどん奪われていく…
ちらほらフォロワーさんや今までの現場でお話させてもらった人を見つけて、挨拶をする。ドリフェス!以前は一人で現場に行き一人で帰る、完全にスタンドアロンのオタクだったのに、今は現場で話せるのが楽しい。ドリフェス!に出会って私も変わったな。

座席は2階南西スタンド。客入りは7割くらいか。1階、2階スタンド後方3列ほどは観客を入れていなかった。

席につくと見覚えのあるステージセットが目に入った。ドリフェス!会場だ!

定刻少し過ぎ、SEが流れ出して武道館がドリカを模した光で溢れた。ファーストライブの冒頭でみた景色を彷彿とさせたけれど、あれよりももっともっと大きな空間に舞う数えきれないほどのドリカが眩くて、これは伝説のミリオンエールだと思った。ここまで歩んできた道のりを思ってまた涙が滲んだ。少しづつファンが増え、気づけばファーストライブとは比べ物にならないくらいの人が彼らのために集まった。沢山の人たちが彼らに気づいてくれた。嬉しくて涙が出る。

ドリカタイムが始まる。彼らがファイナルステージで受け取るドリカ、それがライジングスターとライトニングボルトだと気づいた瞬間、興奮で叫んだ。
本当に!?本当に!!?アニメ2期最終回、2度目のドリフェスでファンからのドリカを受け取り着替えた衣装。それを、いま、ここで。

テンションが一気に爆発し、滲んでいた涙は吹き飛んだ。
轟く歓声の中、中央モニターの下に現れる、ライジングスターとライトニングボルトを纏った7人のシルエット。ファイナルステージが、始まった。


あまりに長くなるので曲ごとの感想は省略するが、1曲目からツアーより何段階もレベルアップした全力パフォーマンスでとにかく驚いた!!! 涙なんて吹っ飛ぶくらい、みんなキラキラの良い笑顔で、とにかく楽しい!!!

フラッグを使ったダイナミックなパフォーマンスを披露したPLEASURE FLAG

あまりの限界SEXYに武道館に断末魔の叫びが満ちたMagnetic Emotion(やばいがやばすぎるやろあれ 私は、やめてくれ…もう…もうやめてくれ…いややめないで…と奥歯を噛み締めて呻いていた 刺激物の過剰摂取)、からのSymmetric loveで青担はしにました

ヴァンロ、クルプリの衣装だけじゃなく、ついになぞりからのドリアピ(攻撃力Max×3)が3次元実装されたグローリーストーリーはアニメやアプリを彷彿とさせたし、
ポップアップで元気よく登場したSTARTING TOGETHERからのリバーシブル→バレンタインはもうかわいくてかわいくて!

Whole New Worldで火柱が上がったのも凄かった!熱い!物理的に熱い!!めっちゃくちゃかっこいい!!!全力で開!国!コールした 国!のところの振り下ろすフリが好きなんですがわかってくれる人は…いないかな…

Lifetime=Partytimeのサインボール発射からの感謝のマジ投げ豪速球(サインボール全力手投げ)もニコニコ笑顔になった

こんな演出が見たい!と思っていたのがほとんど形になっていて、嬉しくて楽しくて仕方がなかった。


MCもいつもどおりの彼らで、真夏色ダイアリーのトミーの全力変顔からのベストオブドリフェスは意味がわからないくらいくだらなくて楽しくてお腹を抱えて笑った。 

客席で一番多い血液型を競ったり(ディアドリにはA型がいないので、「A型は適当にやってもらって」と切り捨てる壮馬とか、AB型は天才肌と自分で言いつつ客席のAB型を指さしては変人!変人!はい変人!変人!と無邪気に言い放つ溝口氏とか)

一番早く「ドリフェス!」と言えるのは誰か競ったり(トップバッターのかおるの本気っぷりに目をキラキラさせて「おもしれーー!!!」と大爆笑する壮馬はあまりに男児だった)

一番長くロングトーン出来るのは誰か競ったり(優勝はそのへんの方といってアリーナを指差すおーたま…そのへん…?どこ…?) かおるのツッコミも追いつかない!君ら小学生か!?

ふねの、お互いのソロ曲を至近距離で聞きあうリハのエピソードも破壊力抜群だった。恒例の出席確認も全地方言えるかハラハラしたし無事宇宙人になった! 宇宙から来た人〜!の株ちゃん楽しそうであまりに可愛い。公人の今日はプリンスだからって言った舌の根も乾かないうちに輩になってたのはあまりにいつものことでフフってなった。


今回の見せ場の1つであるソロ曲も7人14色で見応え抜群だった。ハットとステッキを装備してパフォーマンスするかおるの隣にはちづが見えたし、得意のダンスを封印して歌い上げるおーたまの歌は心の叫びに聞こえた。公人は切なく歌い上げ、株ちゃんはスモークの中熱い決意を歌う。トミーのPAIN太朗でほっこりし、溝口氏のただただ慎を想うようなパフォーマンスに心を鷲掴みにされた。


とにかく、とにかく楽しかったのだ。
壮馬と奏のソロ曲までは。


あまりに楽しくて、これがファイナルステージだということをすっかり忘れていた。その事を思い出したのは壮馬のソロ曲のイントロが流れたとき。2ndアルバムが頭をよぎった。色とりどりの楽しい曲たちが収束する場所、それは赤担当、ドリフェス!プロジェクトの中心である壮馬のソロ曲で、この曲が終わるとフィナーレに向かって突き進む。楽しい時間の終わりがもうすぐそこだということに気づいて呆然とした。また涙が滲んだ。

ソロ曲が終わった後、メンバーが出てきた。纏っている衣装はミリオンエール。最後の衣装。ついにこの時が来たと思った。
ここからはもう涙が止まらなかったけど涙を拭う時間も惜しくて、力の限りペンライトを振って叫んだ。

ユメノコドウ。沢山の場所で歌ったこの曲。この曲と一緒にディアドリもファンも成長してきた。ずっと一緒に歩いてきた気がする。もっとずっと一緒に歩きたかった。

Future Voyager。
ふねの再出航の曲。大事な大事なこの曲を聞かせてくれてありがとう。2人出合ってくれてありがとう。

OVER THE SEVEN SEAS
ふねが、一緒に行こう、って言ってくれるのがファイナルの武道館だけだなんて嫌だよ。大好きなこの曲、大サビ前の公人の叫びで胸が締め付けられた。

GO TOMORROW!!!!!
ディアドリの、2ndアルバムの、ドリフェス!プロジェクトの総括の曲。明日への希望に溢れた曲。

シンアイなる夢へ!
遂に来た、最後の曲。DearDreamそのものの曲を7人で歌う。ツアーファイナルのパシフィコ横浜のENで、後悔しないように一緒に歌って!と言った壮馬が脳裏をよぎる。絶対に後悔しないように。精一杯歌って、彼らの姿を目に焼き付けた。
さあ一緒に行こうよ、笑って。涙でぐちゃぐちゃのそれはもう酷い顔だったと思うけど、笑わなきゃなんて思うこともなく自然に笑顔になっていた。寂しさとは別に、ああ、ディアドリが、ふねが、ドリフェス!が大好きだ!という気持ちで溢れていた。

曲からシームレスに繋がるSEに乗って、彼らはステージを降りた。どこからともなく始まる「イケるっしょ」コール。彼らを呼ぶ声。ファーストライブで初めて生み出された時は面白くて笑いながらコールしてたけど(斜め後ろの方がはじめに言い出したのをよく覚えている)、今はもうすっかり馴染んだそれ。ようやく涙を拭って、コールを始める。まじまじと会場を見渡すと、私と同じように目を真っ赤にしている人がたくさんいた。隣の黄担のお姉さんもぐしゃぐしゃで、ふと目が合って、同じですね、とフフッと笑いあった。愛されてる。たくさんの人に愛されてるよドリフェスくん!

しばらくコールが続いた後、出てきてくれたのは奏たち。もう会うことができないと思っていた2次元の彼ら。武道館でまた会えた。嬉しい…! 奏たちに続いて壮馬たちも出てきて、歌ったのはインフィニティ・スカイ。これは、反則だよ…
さあ、飛んでくんだ!どんな未来待ってたっていい!見上げた空はいつでもインフィニティ
これを今ファイナルステージで歌う意味、それはまさしく明日に連れて行くという彼らの意思だ。きっと自分たちも寂しいだろうし辛い気持ちもあるだろう。でも彼らは笑って明日に連れて行こうとしてくれる。泣いた。だばだば泣いた。笑いながら泣いた。

最後の挨拶で、壮馬は、明日もありますから、と言った。まずは今日から明日に連れて行ってくれるのか…ありがとう…

涙を拭って武道館を後にした。


21日/3日目

慌ただしくブロマイドの交換を探しつつ、エールセットに向き合う。なんだよ…卒業の寄せ書きじゃん……… 普段言葉にしないお互いへの気持ちは寄せ書きだからこそ出てくるものばかり。涙なくしては見られない…
諸々終わらせ、武道館へ向かう。
ブロマイド交換しつつ、ご挨拶しつつ。フォロワーさんのところでうちわ集合写真を撮れたのが嬉しかった!ドルオタみたいだー!!
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青が私、黄色がうちの女児の

今日の席は2階東南スタンド。客席に入ると満員!!見切れ席(おそらく当日券)にもちらほら人がいた。1階スタンド2階スタンド両方とも最後列までお客さんがいる!!こんなに沢山の人が来てくれて嬉しい…! 胸がいっぱいになった。
そして始まるドリカタイム。ファイナルステージの幕が上がった。


まず驚いたのが、昨日よりもパフォーマンスをぐんと上げてきたこと。多少不安だった音程やダンスをきっちり修正してきた。凄い。凄まじい向上心。常に前向き、常に成長する、私の大好きなディアドリだ…!

薔薇の三銃士に変わってMAY BE, LADY!を歌ってくれたのも嬉しかった。私がアプリにどっぷりハマるきっかけになった大好きな曲。武道館にキラキラまばゆいスパンコールの星が降ってた。

FACE 2 FAITHに変わりシナリオ、リバーシブル→バレンタインに変わってYou are my RIVALを披露してくれたのも嬉しかった。郁となら!まさきとなら!どこまでもいける!で頬が緩んだひとも多いと思う。
みんな昨日よりしっかりどっしりと構えて、でも隙あらば挑むようなパフォーマンスをして、本当に大好きな7人だった。

壮馬のソロ曲、昨日は終わりが近づいていることに動揺していたけど、今日はしっかり目に焼き付けた。2コーラス後のパートを観客に歌わせ、イヤモニを片方外して耳を傾けながら会場を見回して、フッと笑って、いいね、と言った彼。最高にかっこよかった。私たちの最強のセンター様だ。

スタッフさんの愛も感じた。喉が限界を迎えつつある公人の様子を察してか、OVER THE SEVEN SEASでは今まで生歌だったところをそっと音源を被せてくれていた。AメロBメロは強めに、サビは弱めに。そして大サビ前のフェイク、ここは曲の見せ場の一つだと思うのだけれど、一番喉が辛いはずなのに音源を被せなかった。涙が出た。全力を出し切れるようにスタッフさんが支えてくれてる。想ってくれてる。

GO TOMORROW!!!!!、シンアイなる夢へ!、このあたりは記憶があまりない。泣きながら持てる力全てで、ペンライトを振って、叫んで、歌った。

そして彼らは、ステージを降りた。
最高なんて軽く超えたライブだった。そして、終わってしまった。そう思った。充足感と虚無感。ENがあるとわかっていても、声を殺して泣くしかなかった。


そんな私の心をぶん殴る事件、それはアンコールの、一人ひとりの挨拶で起きた。


壮馬が、私達も誇っていい、と言った。
壮馬が、失うものなんて何もない、むしろ得たものばかり、と言った。
私達ファンも含めてドリフェス!なんだ。
何もないところから3年で武道館2daysできるところまで来た。
これは、勝ちです。と、笑って言い切った。

私はその言葉たちをすぐ理解できなかった。ただ、魔法がかかったように心に満ちていた虚無感が吹き飛んだのはわかった。センターに立つ彼が言うなら、どんな突拍子のない言葉も絶対だから。


ETERNAL BONDS、そしてWアンコールの ALL FOR SMILE! ALL FOR SMILE!は肩車をしあう姿がアニメと全く同じで頬が緩んだ。みんな、本当にいい笑顔だった。
2曲を、本当に楽しそうに、全力で歌って、彼らはファイナルステージを降りた。


メインモニターに公演中に撮影した5次元写真が映し出され、客出しのALL FOR SMILE!が流れ出す。それに合わせて皆が歌う。しばらく歌った後に終演のアナウンスが流れ、拍手が起こる。名残惜しいと思いつつ、席を立ち会場を出る。最後にステージを振り返ってモニターに映る彼らを見た。いい笑顔だった。
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武道館から出る間沢山の人がいたが、皆目は真っ赤だけど笑顔に溢れていた。私も、沢山のファンたちも、もっと悲壮な状態になると思っていたのに、みんな笑ってる。壮馬の魔法にかかったのは私だけじゃないようだ。

帰り道、思いの外晴れやかな気持ちな事に驚く。どことなくふわふわとしたまま、魔法がかかった瞬間の事を考える。
壮馬の言葉を思い出し、1つ呟いた。

私たちが、勝った? じわじわ拡散されていくツイートに現実感が伴ってくる。同じように感じている人が沢山いる。私たちは勝った。何に?ファイナルを迎えさせてしまった無力感に。彼らの歩みを止めさせてしまった悔しさに。彼らに二度と会えなくなってしまう悲しさに。ドリフェス!と出会ったからこそ産まれた負の感情を、壮馬は出会えたから産まれた正の感情に変換した。力技で。私たちを、ドリフェス!を、守った。
私たちの最強のセンター様は、最後の最後まで超最強だった。

けれど、センターに立つ彼もまた周りのメンバーやスタッフさんに支えられてセンターになり、0番に立っている事を私たちは知っている。壮馬の左右を固めるように、実力と厳しさで縁の下を支える溝口さん。気遣いと太陽のような暖かさで包み込むトミー。3人の左右に立ち、がむしゃらさを推進力に変える郁くん。内に秘める強い決意を爆発力に変えるまさき。さらに5人を暖かく見守り、時に厳しく時に優しく支えるお兄ちゃんの公人と株ちゃん。誰が欠けてもきっとこんな奇跡のようなグループ、奇跡のような作品にならなかった。

壮馬の、勝ち、という言葉も、それまでのメンバーの言葉がなければ、きっとこんなにも自然に受け入れられていなかった。

メンバー、ファン、スタッフさん、プロジェクトへの感謝はもちろん、入り口の多様性、触れてきたコンテンツの多様性を受け入れてくれた株ちゃん。これからも2次元の彼らとともに歩く決意を話してくれた公人。ファンがずっと表に出せず抱えていた寂しさを、自分の寂しさを吐露することで許してくれた郁くん。ファイナルだから武道館が用意されたんじゃない、実力で勝ち取った武道館だと言って、ファイナル発表からこれまでの道のりを認めてくれたまさき。キャラクターとライバル関係でいることを貫いた、自分と純哉の剣持を言葉で伝えてくれたトミー。理想の慎の姿を求め続けた苦悩と、エールを受け取ることができる事への感謝を伝えてくれた溝口さん。
皆の言葉の積み重ねがあったからこそ、壮馬の、勝ち、という言葉を正面から受け止めることができたんだと思う。
なんて、なんてドリフェス!は素敵なんだろう。こんなにも素敵で、楽しくて、優しくて、最高で、最強で、だからこそこんなにもさみしい。さみしい。さみしくてたまらない。

涙が流れるたび、両脇にいる子供たちが頭を撫でてくれた。人肌の暖かさに泣いてもいいよと言われているような気がして、止まらなかった。


21日/4日目

何をしても涙が出てくる。ドリフェス!の事を考えてなくても、ふとした瞬間に涙が出てくる。2日前の自分、無理矢理休みを取ってくれて助かった。仕事どころじゃなかった。
家に誰も居なくなったところで堪えきれなくなって、声を上げて泣いた。応援すると決めた日からそばにいつもドリフェスがあったから、無意識に存在を手繰り寄せてしまう。武道館の記憶と、今までの沢山の記憶とが押し寄せてきて、これにはもう続きがないだろうということに、また泣いた。

しばらく泣き続けた。3/5から積もり積もっていたものを全て吐き出すように泣いた。

どれくらい泣いただろうか、涙も枯れ、体力が尽きてきた。泣くって疲れる。頭がぼーっとする。

ふと窓の外を見たら、雲ひとつない青空だった。

インフィニティスカイだ。
ドリフェス!と出会ってから数え切れない程聞いた曲。自然と、歌詞と昨日見た光景が浮かぶ。
さあ、今日の空を見上げてみようよ
流した涙の重さだけ心は軽くなっているはずだよ

その通りだなぁ、と思った。泣いて泣いて空っぽになるくらい泣いたら、心が少し軽くなった、気がする。
出かけようか。
どこかに出かけよう。
外に出よう。
みんなに連れてきて貰った明日だ。
今日の空を見上げに行こう。

ひとりはさみしいから、ぬいを連れて行く事にした。ひとりはさみしいから、武道館プレイリストを作ってドリフェスの曲と一緒に行くことにした。

簡単に支度を済ませ、外に出た。


アオヤギさんに行くことにした。着いてみたら沢山の人で列ができていた。並ぶと、みんなそれぞれドリフェス!の話を楽しそうにしていた。店内から美味しそうな匂いが漂ってきて、そういえばここ数日間、まともに固形物を食べていない事に気づく。お腹空いたな。

店内に入りメニューを見て、ハンバーグランチを頼む。奏の好物だからね、とカバンの中のぬいをそっと見る。ハンバーグはとても美味しくて、私、生きてるな、と思った。黒船ジェラートも頼む。これ確か、感動オリーブオイルをかけると美味しいんだっけ? TLでフォロワーさんが言ってたな。試してみようとオリーブオイルに手を伸ばすと、隣の赤青のオタクのお姉さんが、どうぞ、とオリーブオイルの説明書きをこちらに寄せてくれた。優しい。オイルをかけたバニラアイスは風味が増して抜群に美味しかった。

店内を見回す。ドリフェス!で溢れた店内に、ドリフェス!の話で盛り上がる人、絵コンテに目を通す人、ぬいと写真を撮る人、美味しそうにコラボメニューを食べる人。愛にあふれてる。

壮馬の言ったとおりだ。ドリフェス!と出会って得たものばかりだ。私はドリフェス!が好きだし、たとえファイナルを迎えたとしてもこれからも変わらず好きなままでいい。プロジェクトに区切りがついた今でも、たくさん得たものを手放す必要もないし、思い出として封をする必要もない。好きな気持ちに正直であればいい。

やっと心が晴れた。帰りの電車の中で、久しぶりにぐっすり眠った。

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夜、キャラクターのツイッターの一区切りの時が来た。彼らがくれたたくさんの言葉を忘れたくないので、貼っておこうと思う。

ちづ





かおる

いっちゃん





おーたま

圭吾




勇人




溝口さん


慎様





溝口さんのブログの投稿時間が20:32。慎のツイート時間が23:02。呼応し、グローリーストーリーに帰結する2つの魂。なんと美しい事か。

純哉くん








日が変わる直前まで言葉をくれた。奏たちは、私をまた明日に連れてきてくれた。また会おうね、と彼は言った。必ず、また、会える。


程なくして、TLに「イケるっしょ!」の言葉がちらほら現れるようになった。多分フォロワーさんのRT。

初めは同じようにコールする気にはなれなかった。ファンから彼らにかける「イケるっしょ!」のコールはどうしてもアンコールの意味に感じられて、ツイッターをお休みする事を決めてこんなにも誠実に言葉をくれた奏たちにこれ以上を求める事はしたくないと思った。
しばらく複雑な気持ちでTLを眺めていると、ある言葉にはっとした。

ツイッターのトレンド

そうか、このコールはアンコールの意味じゃない。
これは、ドリカだ。
エールの可視化。ありがとうの気持ち。またねの気持ち。大好きだよ、の気持ち。たくさんのドリフェス!への気持ちを表すファンの共通言語が「イケるっしょ!」なのか。

気持ちを見える形で届ける事の大事さ、それは私がドリフェス!から学んだものの一つ。もしトレンドに入ることで、壮馬たちに、奏たちに、アニメ、アプリ、DCD、音源、円盤、コミカライズ、グッズ、コラボ…様々な面で今までドリフェス!に関わってくれた全ての方々に、ドリフェス!を想う気持ちを見える形で伝える事ができるなら…

この流れに乗るに決まってる。

とりあえずめちゃくちゃ「イケるっしょ!」と打った。数を稼がねば。だんだんとTLに「イケるっしょ!」が溢れてきた。そのうち「#イケるっしょ」が現れた。タグが固定すると、だんだんドリフェスへの気持ちや画像を添える人が増えてきた。
アプリのトンチキコーデ、やたら種類の多いケモ耳ウサ耳アクセ、やたらクオリティの高い着ぐるみ衣装、繰り返される裸祭り、コラボ写真やぬい写真、お気に入りのアプリのシナリオやアニメのシーン、ドリフェス手芸部のみなさんの作品たち、結婚式場の写真、ライブやツアーの思い出、イベントのエピソード、ツアー福岡のワンハー集団幻覚、ドリフェス転職エピソードなどなど… 
どれもこれも面白くてゲラゲラ笑いながら、うんうんわかる…!と思いながら #イケるっしょ した。楽しい! 久しぶりの祭だ! こんなにも楽しいよドリフェスくん。大好きです、ありがとう。気持ちよ形になれ。


トレンド2位まで行ったところで寝落ちて、いつの間にか朝になっていた。
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トレンドを確認すると、なんと1位に#イケるっしょ があった。

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想いが確かな形になった。ド!民たちは夜通し居酒屋タグと戦っていたようだ。我らがセンター様がすぐ戦いたがるから、ド!民たちもついつい戦いがちになってしまう。私たちもドリフェス!だからね。


晴れやかな気持ちで朝を迎えた。



  • おわりに

ここまでが、19日から22日までの記憶を反芻するための記録。

正直なところ、今でもふと、隣にいたはずのドリフェス!を手繰り寄せてしまいその存在が少しづつぼやけていくことに胸が苦しくなるし、どうにかできなかったのかと落ち込むこともある。寂しさに涙がにじむこともある。

新曲だってもっと聴きたかったし、アプリだって叩きたい。ライブやイベントにももっともっと行きたかった。外部イベントに出演する際は駆けつけたかったし、それこそドームに立つ姿を見たかった。個人としてだけではなくグループとして成長する彼らをもっと見ていたかった。

でも、得られなかった未来より得られた今を大事にしたいと思う。そう彼らが導いてくれたから。そして、これから彼らの進む道を応援したい。何よりも信じられる彼らだから。

生きている限り等しく明日を迎えてしまう。日を重ねるにつれ、少しづつ記憶も感情も薄れていき、この4日間も少しづつ過去のできことになっていくのだろう。たとえば卒業式。自分の卒業式の光景を思い出してみてもぼんやりとしか思い出せないし、その時感じた感情もまたぼんやりしている。

けれども、仰げば尊しを聴くと忘れていた記憶の断片がふいに瞬くように、彼らの音楽を覚えている限り、この記憶の断片を見失うことはないと信じている。

携帯にイヤホンを繋ぐと武道館プレイリストが流れ、気が付くとEternal Bondsを鼻歌で歌っている自分に気づく。

そういうふうに、私はこの先もドリフェス!と歩いていく。

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